きじこの部屋

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2015年夏。
きじこは神さまのもとへと向かいました。

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  よく大好きな毛布をモミモミして、気持ち良さそうに寝ていました。
  グリーンの目の色と毛布が似合っていました。


出会ったノラだった幼少の頃は、怖い目辛い目に合ってひもじい毎日で、どうしたらよいのか人生路頭に迷い、委縮して無表情な子猫でした。
おっぱいもあまり飲めないまま親とはぐれたのか、いかにも栄養が足りていない風でした。
同じノラ仲間のオス猫のとらに導かれ、やってきてご飯をあげるようになりました。
とらの子供も産み、乳離れの時期まで育てました。
その後、私のうちで家猫として暮らし始め、最初は緊張していましたが、ご飯も水も清潔なトイレも常備され、穏やかに落ち着いた平和な生活を送るにつれ、だんだん表情が豊かになりのびのびと育っていきました。
たくさん日向ぼっこを楽しみ、おもちゃでも遊べるようになり、一生懸命爪を研ぎ、きれいに用を足し、たくさんご飯を食べて、たくさん毛玉を吐きました^^。
高いところは苦手でもテーブルにまで上がれるようになりました。
顔を洗うと、耳の後ろをこすってる間も舌がぺろぺろ出てしまったり、不器用でのろまな猫でした。
小さな虫がいても、決してさわらずじっと観察していて、虫がどこかへ行ってしまうと後は知らん顔でした。
怖がりで大きな音が苦手、一緒に寝ていて私が大きな音でオナラをしてしまった時すっ飛んで行ってしまい、しばらくそばに来てくれませんでした。
男性が異常に怖くて絶対近くにいたくなくて、でも遊びに来てくれた猫好きの女性にも時々男性判定を出して姿をくらまし、ガッカリされたりもしました。
きっと人間だったらいじめられっ子だったことでしょう。
でも、自分のペースで生きることを認められ、大丈夫と自信を持っていったのだと思います。
徐々にしっかり自己主張もできるようになりました。
寝ている私のいびきがうるさいと、顔をポムポム叩いて教育的指導をしてくれました。
留守番もちゃんとできました。

うちに来た最初に気管支炎でお医者に1度だけかかったものの、あとは医療に関わらずにほぼ健康にぎりぎりまで暮らせました。

彼女の生きた約17年のうちの多くの時間をお世話できて、私もとても幸せでした。
ノラだった頃、真冬に草むらに丸まって笑って眠っているきじこを神さまが連れて行こうとしていたのを、ひったくって連れて帰りました。
それからずっとずっと一緒でした。
私の生活の優先事項の上位がきじこでした。
幸運にも、事故や病気もせず、トラブルもなく楽しく長く一緒にいられました。
近頃は筋力も落ちてきて、おばあちゃんになっていましたが、それでも愛くるしい笑顔でいつも幸せそうに日々の猫らしい暮らしにいそしんでおりました。

もう命の灯が尽きようとしていた最後まで、トイレを綺麗に使っていたのを見て、絶句しました。
立派に天寿を全うしたのだと、誇りに思います。

まだまだ心は張り裂け、涙はいくらでも出ますが、これからも一緒にいるのだと、ちゃんときじこに恥ずかしくないように生きようと思います。


『きじこの部屋』に来てくださっていた皆さま
ありがとうございました。

小林江美
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by kijikonoheya | 2015-09-16 16:01

きじこのひみつ


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